AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】

AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】

会議が終わって、AIに議事録を作らせた。
なのに読み返すと、結局ほとんど自分で直している。

「最初から自分で書いた方が早かった」と感じたことはありませんか。

私ははっきり言えます。AIが使えないからではありません。AIに渡す仕事の切り方の問題です。

先に結論です。

  • 要約・重複の削除・用語をそろえるのは、AIに任せる
  • 「決定か意見か」「重要な論点はどれか」「担当者と期限」の3点だけ、人が確かめる
  • メモは「決まったこと・未決事項・担当者・期限」の4つの箱に分けさせる
AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】
目次

AI議事録が「結局手直し」になる理由

議事録の仕事は、ひとまとめにすると重たく見えます。
でも分けてみると、「要約する」「整理する」「決定か意見かを判別する」「どれが大事かを重みづけする」の4つです。

AIが得意なのは、長い発言を短くまとめる、重複を削る、用語をそろえる、といった作業です。
一方で、誰の発言が決定で誰の発言が意見か、本当に大事な論点はどれか、という判断は苦手です。

苦手な判断までAIに任せているから、あとで全部を読み直すことになります。
私は、ここを分けるだけで議事録づくりは別物になると考えています。

AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】

始める前に決めておくこと

  • 会社が許可したAIツールと環境を使う。会社の機密情報や個人情報は入れない
  • AIに渡す前に、機密情報や個人情報を消しておく
  • 会議の録音かメモを用意する
  • 目的を「議事録をきれいにすること」ではなく「抜け漏れを減らすこと」に置く

会社がAIの利用を許可していない会議や、機密情報を外せない会議では、この手順は使いません。

使うツールと費用の目安

私のおすすめの使い分けは、次のとおりです。

目的使うツール私のおすすめの理由
1回の会議をきれいな文章にするGemini 3.5 Transcribe「えー」などを落とし、言い直しを一文に直し、句読点まで付けて返してくれる。料金は音声1時間で約0.3ドルの目安(公開プレビュー)
音声から議事録の文章を作るGemini Notebook言い直しや重複をカットして、議事録に使える文章にまとめられる
過去の会議をまたいで探すNotion AI の「Q&A」ワークスペース内の全ページをまたいで答えてくれる。基本プランとは別のアドオン

料金と機能は変わります。使う前に、Google の Gemini と Notion AI の公式ページで確かめてください。

AI議事録の手直しを減らす4ステップ

AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】

ステップ1:文字起こしの「清書」までAIに任せる

言い直しや「えー」の削除、句読点付けまでを、AIの側に寄せます。

ただし、話者を分ける設定を入れると、1回に送れる録音は1時間から30分に下がります。3人以上の話者の割り当ては、まだ実験段階の機能です。

  • 長い会議は30分以内に区切って渡す
  • 3人以上の会議では、発言者の割り当てを人が確かめる

ステップ2:メモを「4つの箱」に分けさせる

会議メモをAIに渡す前に、機密情報を消します。
そのうえで「決まったこと・未決事項・担当者・期限」の4つに分けて整理するよう頼みます。これで、次にやることが一目で分かります。

あわせて、AIが分からないことを推測で埋めないよう、「未確認」と書かせる一言を添えます。

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私が使っている頼み方の形です(【 】の中を自分の会議に合わせて書き換えてください)。

以下の【定例会議】のメモを、次の4つに分けて整理してください。
・決まったこと
・未決事項
・担当者
・期限
メモに書かれていないことは推測で埋めず、「未確認」と書いてください。

(ここにメモを貼る)

ステップ3:人が確かめるのは3点だけ

要約・重複の削除・用語の統一は、AIに任せます。
人が見るのは、次の3点だけです。

  1. 「決まったこと」の各行が、本当に合意された決定か、誰かの意見にとどまるか
  2. 本当に大事な論点が抜けていないか
  3. 担当者と期限が合っているか

迷ったら、録音か、発言した本人に確かめます。

ステップ4:複数回の会議は「前回との違い」で追う

前回と今回の議事録をまとめて渡し、「前回の決定事項と、変わった点を一覧にして」と頼みます。違いが一覧で手に入ります。

議事録が何ページにも散らばっているなら、Notion AI の「Q&A」で横断して探しましょう。

私の使い方:録音から提案書までつなげる

ここからは、私自身の使い方です。

私は、AIボイスレコーダーの Plaud を2台(Note Pro と NotePin)持っていて、仕事用と個人用に分けて使っています。

  • 仕事用:主に議事録
  • 個人用:日々の思いついたこと

録音したものは、どちらも Claude を使って、自動で Obsidian(メモのアプリ)に取り込んでいます。
そして、Obsidian に溜まった情報から、定期的に Claude を使って、仕事の提案書を作ったり、ブログに書き出したりしています。

これが、とても役に立っています。
議事録を「その場で終わらせない」。これだけで、時々、思わぬ気づきが出てきます。
溜まれば溜まるほど、中身が指数関数的に濃くなる。これが私の実感です。

2台の違いは、公式の比較ページで次のようになっています(2026年10月17日に確認)。

機種形マイク録音できる距離連続録音向いている人
Plaud Note Pro薄いカードの大きさ4個最大5m最大50時間(長時間駆動モード)広い場所でもはっきり録音したいチーム・仕事向け
Plaud NotePin身につけるタイプ2個最大3m最長20時間ハンズフリーで対面の会話や日常を記録したい人

本体のほかに、文字起こしのプランもあります。価格とプランは、セールなどで変わります。

私が使っている AI ボイスレコーダー「Plaud」

Plaud のAIボイスレコーダー
  • 2台を、仕事用(主に議事録)と個人用(思いついたことのメモ)に分けて使っています
  • 録音は Claude を使って、自動で Obsidian に取り込んでいます
  • 溜まったメモから、提案書やブログの下書きを作っています

Plaud の公式ページを見る

価格とプランは公式ページで確かめてください

よくある失敗と対処

失敗対処
要点は合っているのに、誰が何を決めたのかが抜けるステップ2で「担当者」を独立した箱にし、ステップ3で人が確かめる
AIが分からない所を、もっともらしく埋める「未確認」と書かせる一言を添える
長い会議や3人以上の会議で、話者の割り当てがずれる30分以内に区切って渡し、割り当てを人が確かめる
時刻付きやライブの文字起こしに頼りすぎる30分の上限、3人の壁、時刻を付けると精度が下がる、ライブは10分、といった制約を前提にする
議事録を「きれいにすること」が目的になる抜け漏れを減らす使い方を優先する

AIに任せる所・人が判断する所

  • AIに任せる:長い発言の要約、重複の削除、用語の統一、言い直しの整理
  • 人が判断する:決定か意見か、重要な論点、担当者と期限
  • ツールの選び方:1回の会議をきれいにしたいなら清書型の文字起こし、過去の会議をまたいで探したいなら横断検索
  • 使わない判断:機密情報を外せない、会社の許可がない場合は使わない

まとめ

  • 手直しが減らない原因は、AIに渡す仕事の切り方
  • 要約などはAIに任せ、決定か意見か・重要な論点・担当者と期限の3点だけ人が確かめる
  • メモは4つの箱に分けさせ、分からない所は「未確認」と書かせる

まずは次の会議1回で、上の頼み方をそのまま使ってみてください。直しの量が変わります。

AI議事録を手直しせずに使う手順|AIに任せる所と人が見る3点【コンサル向け】

チェックリスト

  • 会社が許可したツールと環境か
  • 機密情報・個人情報を消したか
  • 長い会議は30分以内に区切ったか(話者を分ける場合)
  • 4つの箱で整理させたか
  • 分からない所を「未確認」と書かせたか
  • 「決まったこと」が決定か意見かを確かめたか
  • 担当者と期限を確かめたか
  • 前回の決定事項からの変更点を確かめたか
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この記事を書いた人

ひじてつのアバター ひじてつ AI×コンサル

フリーのITコンサルです。実務でAIを使っていて、そこで溜まったノウハウをこのブログで放出しています。みんなでAIで楽しよー!

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